壽商会は、CITE JAPAN 2025において、話題性のある化粧品原料を紹介する。
リードライン社の「Glutathione(グルタチオン)」はペプチドのひとつで、優れた抗酸化・美白機能を有している。チロシナーゼの活性を阻害し、メラニンの生成を抑制するとともに、ユーメラニン(褐色)をフェオメラニン(肌色)に誘導させる効果がある。
一般的にグルタチオンは、高配合処方の場合に硫黄臭がする点が難点としてあげられるが、最近はそれらの点も踏まえた上で、グルタチオンを非常に高配合する処方例も増えているという。
ReClear-D15(ジペプチド―15、旧INCI名GLYCYL GLYCINE)は、過剰な皮脂(不飽和脂肪酸)で乱れたターンオーバーにより不全角化を起こして開いてしまった毛穴を、細胞のカルシウムイオンをコントロールすることで、皮脂の分泌を抑制し、毛穴を縮小させて肌を滑らかに整える機能をもち、問い合わせが増えていることから、今後の注目原料として提案する。
今回初公開となるDIC社の「サクラネクス」は、「サクラン」と同様にスイゼンジノリの細胞外マトリックスから抽出された高分子多糖体で、肌の赤みやシワの低減、角層水分量の増加といった効果が確認されている。DIC社の室内での人工栽培技術により、安定した生産が可能であり、安定供給できる原料としてアピールしていく。
AE chemie社が製造する「BIKIRAオイル チェリーコーヒー」は、チェリーコーヒーの焙煎種子から得られる油脂で、抗酸化物質が豊富に含むといった特徴を有する。
アンチエイジング効果や保湿効果以外にも、毛髪に対する効果も期待されることから、スキンケアだけでなくヘアケアにも応用することができる。焙煎によるコーヒー特有の香りも特徴的となっていることから、ニッチな需要を集めているという。
この記事は週刊粧業 2025年5月12日号 25ページ 掲載
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