GSIクレオス、既存のエクソソーム原料が抱える課題を植物由来生体模倣型エクソソームが解決

週刊粧業 2025年5月12日号 24ページ

GSIクレオス、既存のエクソソーム原料が抱える課題を植物由来生体模倣型エクソソームが解決

 GSIクレオスの香粧品部では、先月開催された「BSB Innovation Award 2025」のアクティブ原料(エクソソーム・ポリペプチド)部門で第1位を受賞したマイクロアルゲ由来の生体模倣型エクソソーム「Exometics G(エクゾメティック ジー)」(スペイン・アルガクティブ社)を、今回のCITE JAPANで紹介する。

 既存の植物由来エクソソームは、エンドソームから放出される分泌物を原料化したものが一般的で、均一品質での大量生産が難しく収穫が制限されるほか、ヒト由来のエクソソームと異なる構造のため親和性が低い。

 また、既存のヒトや動物由来のエクソソームにおいても、ヨーロッパを筆頭にグローバルで注目が高まっている「ヴィーガン」に対応できないといった課題があった。

 それに対し、エクゾメティック ジーは動物や植物の採取に依存せず、ラボでの培養によって自然環境や季節変動に左右されない持続可能かつ環境と倫理に配慮したサステナブルな原料調達が可能な微細藻類のマイクロアルゲを用いた100%植物由来のエクソソームだ。

 既存の植物由来エクソソームとは一線を画す特許取得済みの高度な微細藻類バイオテクノロジーにより、粒子サイズ150nmの均一なエクソソームを安定供給できるほか、エクソソームの数や直径だけでなく、内包する成分(脂質・タンパク質・酵素・成長因子など)もヒト由来エクソソームと類似の構造を実現した。

 「エクゾメティック ジーはヒトエクソソームの自然な構造と機能を忠実に再現し、既存のエクソソームが抱える課題や懸念点を全て克服している。臨床試験では、14日間で2.2歳分のシワ改善効果を実現した」(同社)

ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > GSIクレオス、既存のエクソソーム原料が抱える課題を植物由来生体模倣型エクソソームが解決

PDF記事・人気ランキング

最新PDF記事

最新PDF記事をもっと見る

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
株式会社ミンテルジャパン
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop