進栄化学はこのほど、自社開発の無触媒製法エステル油(自然由来指数1)を使用し、界面曲率「0」の処方を用いて、オイル剤型の粘性を安定的に向上させる機能を新たに見出した。5月14日から開催される「CITE JAPAN 2025」では、増粘剤フリーでクレンジングオイル処方を増粘させる方法を紹介していく。
同社のエステル油シリーズ(全6種)は、植物由来の脂肪酸と高級アルコールを特殊な無触媒製法により結合・反応・精製しており、酸化しにくく、ニオイが出にくい、熱に強い特徴を持つ。今回、無触媒エステル油の1種「OOD」と抗菌作用をもつ天然保湿成分「Ag-P水」(自然由来指数1)と界面活性剤の組み合わせで、増粘剤を使わずにクレンジングオイルの粘性を上げ、厚みを増すことができることを確認した。
無触媒エステル油と組み合わせる「Ag-P水」は、低刺激・無臭・透明の銀イオン水で、ニキビ菌やマラセチア菌、カンジダ菌など様々な菌に対して殺菌効果が認められている。防腐剤フリー処方を実現する天然抗菌成分として、これまでに様々な化粧品で採用実績がある。
素材の特性を活かした新たな応用提案も行う。液状油剤「GEL-ISOD」は、高粘性・高屈折率を持ち、リップやヘアケア製品の光沢付与、ファンデーションの密着性・もち改善などで多数の採用実績を持つ。今回、その特性をクリームなどの乳化物に応用することにより、リッチなテクスチャーを付与して、乳化安定性向上にも寄与することが期待できると考え、提案していく。
展示ブースでは、米国PCPCにて化粧品用原料として世界で初めてINCI登録された「Cellpolypid-MBH」など新規取扱原料も多数ラインナップする。
洗浄系では、自然由来指数1(100%)で高い洗浄力を持ち、肌にとって不要な汚れなどを選択的に洗浄するアミノ酸系界面活性剤「Aminosurfact LA」を紹介する。
この記事は週刊粧業 2025年5月12日号 22ページ 掲載
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