一丸ファルコス、「くすみドミノ」を止めて均一肌へ、新規原料も発売

週刊粧業 2025年5月12日号 22ページ

一丸ファルコス、「くすみドミノ」を止めて均一肌へ、新規原料も発売

 一丸ファルコスは、シャクヤクの根から抽出したエキスに、様々なくすみをトータルケアして肌色を均一に整える効果を新たに見出し、「ペオグロウ」として販売を開始した。

 25年以上の販売実績を持つシャクヤク根エキスでは、肌の糖化(AGES生成)を抑制して黄ぐすみをケアする効果を見出している。今回のペオグロウには、AGESと肌細胞の受容体RAGEの結合を阻害する効果を確認し、複数の種類のくすみをケアする成分として紹介していく。出展する「CITE JAPAN 2025」では、「ペオグロウ」に関する技術発表を行うほか、展示ブース内でもミニセミナーを実施する。

 肌の黄ぐすみの要因AGESがRAGEと結合することで、茶ぐすみ、グレーくすみを引き起こし、見た目の印象に影響を与えていることが近年のくすみ研究で明らかになっている。

 同社は、その「くすみドミノ」に着目して原料のスクリーニングを行い、シャクヤク根エキスに3種のくすみを総合的にケアし、肌色のトーンを明るく均一に整えること発見した。均一肌になることで見た目印象が改善され、くすみケア・対策への満足度を上げることも期待できる。

 今回、肌の見た目に対する客観的な印象評価を行うため、「SLIC法」を用いた感性工学に基づく新たなくすみ評価系を開発した。ペオグロウ1%配合ローションを使ったヒトモニター試験では、塗布前と塗布2週間後の肌を画像処理により肌の「印象」を抽出、客観的な印象の比較評価により、塗布2週間後の肌色の均一性が高まっていることを確認した。

 展示会では新規原料として、スキンケア機能を兼ね備えた洗顔・洗浄クレイ「米ぬか発酵クレイ」の販売を開始する。脱脂されていない国産米ぬかをそのまま使用し植物性乳酸菌にて発酵させたアップサイクル素材で、新たなINCI「Lactobacillus/Rice Bran Ferment」(表示名称=乳酸桿菌/コメヌカ発酵物)も取得している。

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