あらたは2021年、女性の悩みを解決する商品群を店頭で提案するため、カテゴリーにフェムケアを加えた。
翌2022年8月にはH&BCの機能子会社「D-Neeコスメティック」がフェムケアのオリジナルブランド「MOIDITE-モアディーテ-」を開発した。
あらたと一体で、関連商品を含めて、ドラッグストアを中心にフェムケア売場の提案に取り組んでいる。MOIDITEはデリケートゾーン用のソープ、ローション、クリーム、ミストをラインナップした。
日本はフェムケアの売場づくりが緒に就いた段階にある。あらたは、フェムケアとして月経、妊娠・妊活、産後ケアなど、女性のライフステージに合わせた8つのカテゴリーを定義し、包括的な売場提案を行っている。
その中でも、冷えに対する需要は元々高かったが、フェムケアとの関連でむくみや睡眠不足のほか、冷えがもたらす様々な不調に対処する商品が堅調に推移している。
一方、更年期や妊活のケアなどの悩みは多岐にわたり、症状も年齢等によって異なる。市場形成と合わせて商品の提案内容を変化させ、フェムケアの独立した売場形成に取り組む。
あらたのフェムケア関連の売上高は、年平均30%伸長している。女性特有のゆらぎ対策やリラックス効果が期待されるオリジナルブレンドティーパック、妊活妊娠栄養サポートのサプリなどのデリケートゾーンケア以外の商品も増加傾向にある。
MOIDITEは発売から3年が経過し、2024年度の配荷は約7500店舗となった。
今後も様々な世代へのケアを提案できるブランドへさらなる成長を図りつつ、MOIDITEの購買データ分析を通して、市場トレンドをいち早く捉え、フェムケア市場の最先端に立つことを重視している。
この記事は粧業日報 2025年5月23日号 2ページ 掲載
■日本化粧品原料協会連合会、最大規模でCITE JAPAN 2025を開催■フェムケア市場、女性の悩みへの対応が立ち遅れ■あらた、子会社と一体でフェムケアを提案■大木ヘルスケアHD、更年期対策で男女の相互理解を推進■エステー、スティック型の練り香水で気分転換
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