資生堂は2025年、新橋演舞場開場100年の節目に緞帳を寄贈した。5月21日開催の第100回東をどりでのお披露目となった。これまでも新橋演舞場に緞帳を寄贈しており、今回、32年ぶりに「舞」をモチーフとした新しい緞帳を寄贈することによって、日本文化、銀座の街の発展に貢献していく。
資生堂は、現在の新橋演舞場の建替え時(1982年)に緞帳を寄贈し、その後、1993年に緞帳「光彩」を寄贈した。新橋演舞場は、劇場ができるきっかけとなった演目「東をどり」のほか、歌舞伎、ミュージカル、新派、松竹新喜劇、喜劇、シアターコンサートなど、毎月多岐にわたる演目が上演され、幅広い年代層が来場することから、多種多様な演目になじみ、観劇の高揚感を高めるデザインの緞帳を寄贈してきた。
今回もその考えを踏襲したうえで、資生堂クリエイティブのクリエイターによる数々の案の中から、「舞」をモチーフとしたデザインを決定した。
今回のクリエイションの特徴は、尾上流四代家元 尾上菊之丞による振付、歌舞伎俳優の中村隼人による実際の「舞」の軌跡をモーションキャプチャーという特別な方法で記録し、そのデータを用いてデザインを制作したことにある。
新橋演舞場において歴史的にも意味のある「東をどり」をはじめとする、歌舞伎や様々な演目をインスピレーションの源泉としており、人間のリアルな動きと最新のテクノロジーの融合から生まれた新しいデザインに仕上がっている。
同社と新橋芸者のゆかりは明治時代に遡る。1902年(明治35年)、資生堂薬局内にソーダ水や当時まだ珍しかったアイスクリームを製造販売する日本で初めてのソーダファウンテン(後の資生堂パーラー)を設けたが、当時の顧客の中心は新橋の芸者衆だった。三味線のお稽古の行き来の合間にソーダ水でひと息つく芸者衆のために三味線置き場を作ったエピソードなども残っている。
新橋演舞場はその芸者衆が芸を発表する「東をどり」の場として1925年(大正14年)に建てられた。新橋演舞場と東をどりの100年という節目に、これまでの感謝とこれからの発展を祈念して緞帳が寄贈された。
この記事は粧業日報 2025年5月27日号 6ページ 掲載
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