粧業日報 2025年6月5日号 1ページ
カンタンに言うと
ライオンと雪印メグミルクは、プラスチックの資源循環を目指す新たな共同プロジェクトを始動し、雪印メグミルクの宅配サービスで使用される「びん商品」のキャップを回収し、再生プラスチックとしてライオンの日用品容器に活用する。
すでに両社は連携を開始しており、2026年の商品化を目標とする。食品業界と日用品業界の垣根を超えた協力体制で資源循環を実現し、持続可能な未来を目指す。
5月29日には、ライオン本社にて「2社連携の資源循環モデル」に関する記者会見が行われた。
ライオン 研究開発本部 パッケージ開発研究所長の竹内祥訓(たけうち・よしくに)氏は、「当社は長年にわたり商品の濃縮化やつめかえ品比率の向上によりプラスチック使用量の削減、ボトルの再利用の習慣化を進めてきた。つめかえパックのさらなる環境対応に向けては、つめかえパックへの再生材の展開が急務だが、ライオン単独では限界があった。今回の共同プロジェクトでは、従来の習慣(宅配飲料、つめかえパック)が製品と製品がつながることでさらに良い習慣(キレイに使って容器に再生)にアップデートされる。低環境負荷の資源循環、フィルム用の物性コントロールと製造条件、液体製品用のフィルム強度とバリア性の担保、低コストでの実装といった4つの課題が浮上しているが、両社で知恵を絞ることで課題の解決へ導いていきたい」と挨拶した。
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■ライオン、雪印メグミルクと新資源循環モデルを創出◎異業種連携で良質な再生プラスチックの安定確保へ■資生堂、「LiquiForm」をディスペンサーポンプ型容器に採用■コーセー、ドジャースとパートナーシップ契約を2029年まで継続■資生堂ジャパン、宮城県とがん啓発・検診で包括連携協定を締結
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