粧業日報 2025年6月30日号 1ページ
カンタンに言うと
ライオンは、社内生成AIサービス「LION AI Chat」を大幅にアップデートし、従業員が日常的に行うメール作成、会議議事録の自動要約、コード作成サポートなどに加え、調査を支援する共通業務AIエージェントを新たに実装した。
さらに、各部門固有の課題に最適化したAIエージェントをビジネス部門が主導で開発するため、ノーコード/ローコードツールであるDifyを活用し、2025年末までに非エンジニアを含む100名のAIエージェント開発者を育成する集中教育プログラムを開始した。
生成AIの飛躍的進化により、AIは文章生成にとどまらず、タスク計画・外部システム連携・自己改善ループを備えた「自律型エージェント」へ進化している。これにより、業務を自動化し、人はより創造的な業務に集中できる環境が現実になりつつある。一方でAI導入・活用の最大の課題は「実装・活用を担う人材をいかに早期に育成するか」であり、この課題の解決が企業競争力を左右する要因となっている。
同社はこれらの状況を踏まえ、2023年5月より多くの企業に先駆けて「LION AI Chat」を内製開発し導入したが、従業員がより生成AIを活用しやすい環境を構築すべく、この「LION AI Chat」の大幅なアップデートを1年半ぶりに実施し、即効性の高い共通業務に対応するAIエージェントを実装した。
さらに、ビジネス部門の非エンジニアが自部門の業務に特化したエージェントを開発できる体制・教育プログラムを開始し、開発スピードの向上と業務効率化/新規価値創出の両立を進めている。
今後は、2025年度内に100名の開発者を輩出し、各部門固有の30体以上のAIエージェントを本格運用することを目指す。
2026年度以降は、そこで得た開発ノウハウを各部門やライオングループ各社へ共有し、生産性向上・品質改善・働き方改革をさらに推進する。これにより、従業員一人ひとりがAIと共創し価値を生み出す「生成AIの民主化」を実現し、継続的な業務革新と企業成長を目指していく。
この記事は粧業日報 2025年6月30日号 1ページ 掲載
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