資生堂は6月20日、「資生堂女性研究者サイエンスグラント」の第18回受賞者10名(総応募数108名)を選出し、資生堂グローバルイノベーションセンターにて授賞式を開催した。
同グラントは、「次世代の指導的役割を担う女性研究者を支援することは科学技術の発展につながる」という考えのもと、自然科学分野の幅広い研究テーマ(理工科学系・生命科学系全般)を対象に、2007年度の設立以来、毎年最大10名の女性研究者へ研究助成(各100万円)を実施している。
日本において研究者全体に占める女性の割合は18.5%で、増加傾向にあるものの諸外国に比べ依然として低い水準にとどまる。指導的立場を目指す意欲がある女性研究者さらに活躍できる環境を整えていくことで、研究領域のダイバーシティを加速させ、日本の科学技術の発展への貢献を目指す。
女性研究者が活躍していくためには、研究組織の意思決定の場に女性が増えることは重要なことから、今後も資生堂は日本の科学技術の発展に貢献するため、指導的役割を担う女性研究者の育成を同グラントを通じて支援していく。
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この記事は粧業日報 2025年7月3日号 6ページ 掲載
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