いまや「母の日」=家族のコミュニケーションデー|ライオン調査

2014年4月22日 20時02分

 子どもが家族のためにがんばるお母さんをねぎらい、感謝を表す「母の日」。日本では1930年代にはじまったといわれますが、家族の在り方も変わってきている現在、「母の日」事情はどうなっているのでしょうか?

 ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、5~12歳の子どもを持つ30~40歳代の父親を対象に、「母の日」の子どもとの取り組みについて調査を行いました。その結果、「母の日」は家族のコミュニケーションを深める大切な日と捉えられており、父親が子どもと一緒になり取り組む意向が強いことがわかりました。

<調査概要>
■調査対象:日本在住の5~12歳の子どもを持つ父親341名
■調査時期:2014年4月
■調査方法:インターネット調査

■「母の日」の贈り物ベスト3は
「カード」「家事のお手伝い」「花」

 まず、昨年の「母の日」の取り組みについて聞いたところ、61.3%の家庭で“子どもがお母さんのために何かした”と答えました。「母の日」の贈り物といえば、昔から花が定番ですが、昨年のベスト3は「手紙やカード」「花」に加え「家事のお手伝い」となっていました。仕事と家事を両立している母親が増える中で、「家事のお手伝い」は日頃の感謝を伝えるだけではなく、時間をプレゼントすることに繋がっているのかもしれません。

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■「母の日」は家族のコミュニケーションのよい機会

 「母の日」といえど、父親が関わっている家庭が61.2%でした。その中で、関わり方について詳細に聞いたところ、最も多いのが“子どもと相談しながら一緒に取り組んだ(61.7%)”次いで“自分が主導で取り組ませた(18.0%)”となっていました。父親が、「母の日」の重要なサポーターとなっていることがうかがえます。「母の日は家族の絆を強めると思うか?」の問いに85.3%が“そう思う”と答えており、「母の日」は子どもと母だけのものではなく、大切なファミリーイベントといえそうです。

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■夫にとって「母の日」=「妻の日」の構図も?

 今年の「母の日」について聞いたところ、子どもの取り組みに関わりたいと考えている父親は9割弱に上りました。その理由は“妻を喜ばせたいから”が、“子どもを喜ばせたいから”を抑えて1位となっています。

 また、子どもが親離れをする高学年になると、「母の日」を“父親主導で子どもに取り組ませる”割合が高く(全体18.0%、子どもの年齢10~12歳22.5%)なり、あわせて、「母の日」に関わろうとする理由が“妻を喜ばせたいから”という割合(全体74.8%、子どもの年齢10~12歳77.5%)も高くなります。父親として、夫として、「母の日」への参加が家庭円満につながると考える男性が多いようです。誕生日や結婚記念日よりも、子どもと一緒に取り組む「母の日」は、夫にとっても妻に日頃の“感謝の気持ち” を伝えやすいのかもしれません。「母の日」=「妻の日」という側面が見られます。

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■ 子どもの成長も感じられる「料理」のプレゼント

 “今年の「母の日」にどのようなことをしたら妻が喜ぶと思うか?”の問いには約半数が“手紙やカードを送る”“お手伝いをする”と回答しました。“料理をふるまう”も子どもの年齢が上がると割合が多くなり、小学校高学年では38.0%となっています。家事に取り組むことは、「しっかり家のことができるようになった」「料理を作れるほど大きくなった」という子どもの成長を感じてもらえることも人気の理由かもしれません。また、料理を一緒に作り、食べることは「家族のコミュニケーション」と、「妻への感謝の気持ち」を表すよい機会と捉えている父親も多いようです。

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■ 「母の日」に比べて寂しい「父の日」

 昨年の「母の日」に子どもがお母さんのために何か行った割合は61.3%でした。一方、「父の日」に子どもに何か行ってもらった父親は52.8%と、「母の日」に比べ少々寂しい「父の日」が浮かんできました。「母の日」に子どもと一緒に参加することで、「父の日」の存在感も高まるかもしれません。

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