2020年12月15日発行 62~65ページ掲載
コロナ禍でスーパーマーケット、ドラッグストアの業績が好調に推移する一方、大型店は緊急事態宣言下での専門店の休業や外出自粛の影響で苦戦を強いられている。主要大手流通業の20年度第2四半期決算(3~8月)をみると、事業構成の違いにより格差がみられる。食品売上もしくはスーパーマーケット事業のウェイトが大きい企業で増益を確保しているところがあるが、大型店の客数減で総じて減収となった。緊急事態宣言解除後、回復基調にあったが、気温の低下とともに感染者数が急増し、不透明感が濃厚な状況にある。ネット販売、テイクアウト等が好調な中、各事業の中身の見直しが迫られる。
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