2024年01月01日発行 13~15ページ掲載
コロナ禍が収束に向かい、人流が活発化したこともあり、GMSの業績は回復基調にある。マスク、消毒液をはじめとするコロナ関連商材や家ナカ需要の反動があったものの、外出機会の拡大でファッション、メークアップ化粧品、旅行関連商材が伸長し、本格的に消費が回復している印象がある。一方、未だ食品を中心に必需品の値上げが続き、実質所得はマイナスが続いている。主要小売業の23年度第2四半期決算は概ね増収増益で、コロナ禍前の水準を上回ったところが多い。値上げの浸透による単価アップが寄与したもので、購入点数は減少している。中長期的に、新しい需要の喚起と高齢化が進展する中での若い世代の獲得がGMSの課題となっている。本特集では、関連企業2社(イトーヨーカ堂、平和堂)に話を伺った。
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