週刊粧業マーケット

2020年03月16日発行 1・8~9ページ掲載

【週刊粧業】2020年紙おむつの最新動向

【週刊粧業】2020年紙おむつの最新動向

価格300円

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近年の国内紙おむつ市場は少子高齢化の影響を大きく受けている。出生人口が年々減少し縮小が続くベビー用紙おむつ市場は、19年も継続して市場が縮小する見込みとなっている。こうした状況にありながらも、市場活性化に向けた各メーカーの高付加価値化戦略によりテープタイプからより単価の高いパンツタイプへの移行が進みつつあり、夜用おむつやトレーニングパンツの需要が増加している。また、ハイプレミアム商品へのニーズも高まっており、市場の縮小は18年、19年と比較し緩やかになった。一方、大人用紙おむつ市場では、増えゆく「アクティブシニア」層による需要が高まっており、うす型パンツや軽失禁カテゴリーを中心に市場が拡大している。各メーカーは、より抵抗感なく使用できる商品の開発や認知向上に取り組み、「アクティブシニア」層の新たなユーザー獲得によってさらなる市場拡大を図っている。今特集では、紙おむつメーカー各社(ベビー用=ユニ・チャーム、花王、P&G、王子ネピア、大王製紙/大人用=ユニ・チャーム、花王、ピジョン、大王製紙)の取り組みを紹介する。

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