2024年09月02日発行 1,6~9ページ掲載
国内化粧品OEM/ODM市場は、アフターコロナを迎え、メークアップ製品やUVケア製品などコロナ禍で不調だったカテゴリーの需要回復で、新製品やリニューアルの受注案件が増え、再び成長軌道に乗っている。矢野経済研究所によれば、2023年国内化粧品受託製造(OEM)市場(事業者売上高ベース)は、前年度比4.2%増の3456億円となった。コロナ前と比べても、19年度比3.1%増で推移している。24年度も前年度比3.3%増の緩やかな伸長を見込んでいる。
■特集/化粧品OEM(後編)~柔軟性と独自性で競争力を向上
◎フェイスラボ~国内は提案力の研鑽で成長軌道へ、海外はサプリを突破口に市場開拓
◎RAPHAS JAPAN(ラパスジャパン)~好調な受注を受けて生産ラインを増強、9月より福岡で商品開発室が本格始動
◎エア・ウォーター・リアライズ~パウチ充填ラインを増設へ、5ライン体制で対応力強化
◎近代化学~育毛作用が認められた独自原料、「IG-Ex」配合のアイテムを拡充
◎クロバーコスメイク~小ロット生産の需要拡大で勝機、効率化と品質向上の両立を推進
◎ホシケミカルズ~スピーディな商品化が可能な、「パッケージ型ODM」で新提案
◎アンズコーポレーション~処方の高度化で付加価値提案へ、敏感肌処方、オイル製剤に自信
◎マイスター~既存製品のリピート受注が堅調、来期に新たなプロジェクトを始動
◎ミリオナ化粧品~雪解け水の精製工場が竣工し本格化、ウナギの養殖や地域活性化にも貢献
◎トキワ~国内OEMのシェア拡大に意欲、開発品目の拡充で成長加速へ
◎東陽化成~上期はスキンケア製品が好調、工場増設し多様な製品開発を
◎マーナーコスメチックス~オーガニックを軸に顧客開拓、自動化・省人化の設備投資も計画
◎シリスジャパン~新規参入向けの開発・提案を強化、ネット販売向けのサポートも充実
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