2018年09月10日発行 1、6~11ページ掲載
有力日雑卸各社では、メーカーと一体となった商品の高付加価値化による単価アップの取り組みや、高品質・ローコストを追求する物流機能の強化、企画力・提案力・マーチャンダイジング力をベースとしたMD提案などが奏功する中、インバウンド需要の取り込みというフォローウインドも受け、業績は概ね好調に推移している。こうした好調な時にこそ、2019年10月に予定される消費税率10%への引き上げや、2020年の東京五輪後に起こるであろう景況悪化に備えておかねばならない。そこで今回は、時代を先読みし、様々な対策を講じている卸企業10社(あらた、中央物産、J-NET、井田両国堂、大木ヘルスケアホールディングス、大山、ハリマ共和物産、J-NET中央、まさ屋、麻友)の取り組みをクローズアップし、次世代卸売業へと飛躍していくためのポイントについて考えていく。
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