カネボウ化粧品・価値創成研究所は2012年6月7、8日に開催された「第44回日本組織学会学術大会・第59回マトリックス研究会大会合同学術集会」で「真皮の働きに重要なたんぱく質『SPARC』の新たな役割の発見」に関する発表を行った皮膚科学研究グループ堀場聡研究員(写真)が「Young Investigator Award」を受賞した。
この賞は30歳以下の若手研究者による優秀な発表に授与されるもので、2008年に続き2回目の受賞となった。
今回、同社は真皮の形成と機能に中心的な役割を果たす線維芽細胞から分泌される生体分子「SPARC」(Secred Protein acidic and rich in cysteine)が真皮に存在する線維芽細胞のコラーゲンとヒアルロン酸の合成を高めることを発見した。さらにコラーゲンに関しては、表面の線維形成を促進することも明かにし、その作用メカニズムの1つとして、成長因子であるTGF-βの受容体を介したシグナルが関わっていることがわかった。これらの発見により、SPARCは真皮の細胞外マトリックスの構築を担う重要な生体分子であることが考えられる。
同社では今後、皮膚を健やかに保つための技術として「SPARC」に着目した研究を深耕していくことで、これまでにないスキンケアへのアプローチが可能になるとしている。
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この記事は粧業日報 掲載
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