資生堂、研修ビジネスをスタート

粧業日報 2024年4月22日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 魅力的な印象と心をつかむ接遇スキルを伝授
資生堂、研修ビジネスをスタート

 資生堂は、美容の専門知識を持ったパーソナルビューティーパートナー(PBP)による研修ビジネス「Beauty & Self Produce Program(ビューティー&セルフプロデュースプログラム)」を、2024年4月より本格展開する。

 同プログラムでは、サービス業をはじめとする企業の経営層・管理職・従業員を対象に、PBPの中でもトップレベルの知識と技術を持つ「資生堂トップビューティースペシャリスト」が実技と講義を交えて、ビジネス上の自己演出方法を伝授する。

 同社の強みであるスキンケアやメークアップの講座に加え、カラーサイエンスや表情研究知見などの科学に裏付けられたコンテンツ、接客を通じて長年蓄積してきたおもてなしのノウハウなど、同社オリジナルの研修プログラムで、受講者の魅力をより一層高めていく。また、同プログラムは、企業の要望に合わせてカスタマイズ可能なものにすることで、企業の抱えている課題に的確に応えるサービスとして展開する。

 コロナ禍を経て、顧客の購買行動の変化やニーズの多様化が加速しており、サービスを提供する側も一律の整容や接遇基準で応対するのではなく、一人ひとりが自社ブランドや商品を最大限魅力的に紹介するためのセルププロデュース力を身に付けておくことが求められている。

 さらに、高付加価値サービスを購入する顧客にとって顧客満足度や、購買選択における接客・営業の印象の重要度は高まっている。また近年では、企業価値を高めるために、経営層が率先して情報発信する機会も増えており、自分をよりよく魅せるノウハウの重要性が高まっている。

 同社はこれらの要望に応えるべく、企業の経営層・管理職・従業員など、幅広いビジネスパーソンが自分をより魅力的に演出し、顧客の心をつかむ技術を学べる研修プログラムを開発した。

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