コーセー、中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner」を策定

粧業日報 2024年11月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  •  中華圏偏重から転換し、ASEAN・インド市場の攻略へ
  • 純粋持株会社体制への移行で持続的成長、企業価値向上を目指す
  • 脱・自前主義を推進し、グローバルサウスで早期にシェア拡大
コーセー、中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner」を策定

 コーセーは、持続的な成長スパイラルへ転換させる中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner - Milestone2030」を策定した。10年後を見据えたコーセーグループのありたい姿(Your Lifelong Beauty Partner)を明確化するとともに、2030年のマイルストーンに向けた中期戦略と定量目標を設定した。

 これまでの売上・利益額を提示する財務目標のあり方を見直し、稼ぐ力の再構築の達成判断となる新たな指標を設定するとともに、持続的な成長を支える人的資本に関する目標、社会課題・環境課題に対する活動目標からなる非財務目標を新たに設定する。具体的には、売上高成長率CAGR+5%以上(23年+3.9%)、海外売上高比率50%以上(同36.8%)、EBITDAマージン18%以上(同8.8%)、ROIC10%以上(同3.1%)を2030年に向けた財務目標のマイルストーンに設定した。

 グローバルでの展開強化に向けては、中華圏偏重から転換し、次なる成長領域としてグローバルサウス(ASEAN、インド)に戦略をシフトする。

 中華圏(免税含む)、グローバルサウスについては2カ年程度を構造改革フェーズと位置づけ、ビジネスモデルの再構築や事業基盤の強化に取り組む。これにより、2030年度には、中華圏・海外免税(2023年:15%→2030年:14%)は現状の構成比を維持しつつ、グローバルサウス(3%→12%)と北米(17%→20%)の構成比を高めていく。

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