粧業日報 2024年5月7日号 5ページ
カンタンに言うと
花王は、脱炭素社会の実現に向け、CO₂の「リデュースイノベーション」と「リサイクルイノベーション」に取り組むことで、事業活動に伴い排出されるCO₂を2040年までにゼロ、2050年までにネガティブを目指している。
同社は2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を策定し、19の重点取り組みテーマを設定。2023年は脱炭素に貢献する活動実績として、日本における購入電力の100%再生可能エネルギー化を実現し、2025年までにスコープ1・2のCO₂排出量(絶対量)を28%削減するという中間目標を、2年前倒しで達成した。
スコープ1・2では、2023年も引き続き、省エネルギーな生産設備や脱炭素技術の積極的な導入、電力の再生可能エネルギー化を進めた。
7月には、スペインにあるケミカルの工場内に花王として初めてとなるバイオマスを熱利用するプラントの建設を公表。これにより、工場からのCO₂排出量の95%削減を目指す。168ドル/トン-CO₂で設定した社内炭素価格制度の活用も国内外で継続している。2023年は、和歌山工場の温水ヒートポンプ(2024年4月稼働)や、花王インダストリアルタイランドの太陽光発電設備(2025年1月稼働予定)の導入などを採択した。また4月には、コーポレートPPAの一種であり花王では初となるバーチャルPPAを採用。再生可能エネルギーの導入を進めることにより、2023年末時点で、日本における購入電力の100%再生エネルギー化を達成している。
これらの活動により、2025年までにスコープ1・2のCO₂排出量(絶対量)を28%削減するという中間目標を、2年前倒しで達成した。
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この記事は粧業日報 2024年5月7日号 5ページ 掲載
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