日光ケミカルズ、SDGsの観点から国内初のASD企業に

粧業日報 2023年2月20日号 5ページ

カンタンに言うと

  • パーム油誘導体のサプライチェーンの透明性を追求
日光ケミカルズ、SDGsの観点から国内初のASD企業に
 日光ケミカルズは、SDGs推進の観点から、国内初となるAction For Sustainable Derivativesの会員企業となり、同社が関わるパーム油の誘導体・パーム油由来製品のサプライチェーンの透明性を追求していく。

 Action For Sustainable Derivatives(ASD)は、パーム油誘導体のサプライチェーンにおける、主に海外パーソナルケア業界全体の変革を加速させるために、「情報」「データ」「ソリューション」の生成と共有を促進する企業間連携組織で、NDPE原則に準拠し、森林破壊を禁止し、人権を尊重することで、生産地の生活を支えることを目指している。

 同社は、パーム油由来の製品を多数保有しているが、サプライチェーンの複雑な構造ゆえに、その生産過程における透明性を把握しきれずにいた。ASD会員メンバーになることにより、同社の供給元である生産エリアを特定し、工場レベル、可能であれば農場レベルまで調査を進めていくという。

 「これにより、当社が提供するパーム油由来製品のサプライチェーンの透明性の提示や、購買本部による仕入先の確実な選定、ASDから入手する情報をもとにした健全な経営とリスクマネジメントが推進され、国内外のパーソナルケア市場に対して安心してお使いいただける製品を届けることが可能になる」(同社)
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