ライオン相談役・濱逸夫氏、「旭日中綬章」を受章

　ライオン相談役の濱逸夫氏は、令和6年春の叙勲において「旭日中綬章」を受章した。日本石鹸洗剤工業会会長、日本歯磨工業会会長として、ライオン社長、会長として、業界・事業の発展、生活者の健康な生活習慣の推進・エコの習慣化に貢献した功績が認められた。伝達式・拝謁は、5月14日に行われる。

　日本石鹸洗剤工業会においては2013～2015年まで会長を務めた。その間、会員会社を取りまとめ、SDGsに積極的に取り組み、業界の健全な発展と社会情勢に即した工業会活動を推進した。さらに日本歯磨工業会では2021年から現在まで会長を務めており、口腔内の清潔・衛生から人々の健康を支え、「治療から予防」についての適切な情報発信・アクションを行うなど、国民の健康づくりに貢献する団体として精力的に活動している。日本化粧品工業連合会でも2012～19年まで副会長を務め、日用品や化粧品業界の健全な発展に尽力した。

　ライオンにおいては、2012年1月～2023年3月まで代表取締役社長、会長を務め、強烈なリーダーシップのもと、社内カルチャーを変革し、国内では徹底した高付加価値製品の開発・投入により市場拡大を図るとともに、グローバル化を推進しアジアにおけるプレゼンスを強化するなど、国内外において社業のみならず業界の発展に貢献した。

　また同時に、健康な生活習慣づくりやエコの習慣化に向け、「オーラルヘルス」「手洗い習慣づくり」、サステナブルな地球環境への取り組みにおける「節水・節電の習慣」「詰め替え習慣」など、より良い習慣づくりにつながる価値提供を行った。

　濱氏は受賞にあたり「全ての人々の清潔・健康・快適、環境を守り続けることへの強い想いを最大の武器にして、生活者の新たな生活習慣づくりに貢献できたことはこの上ない幸運だった。今後も精進を重ね、国内外の多くの仲間を巻き込みながら、先の見えない時代の豊かな社会づくりに寄与できるよう努力していく」とコメントしている。