日本香堂 小仲正克社長、「パラダイムの変化が生む機会」

週刊粧業 2016年1月1日号 43ページ

カンタンに言うと

日本香堂 小仲正克社長、「パラダイムの変化が生む機会」
 昨年、日本香堂の主力商品である「青雲」は、おかげさまで50周年を迎えることができました。

 1965年、「強く生きよう青雲」のキャッチフレーズのもと発売した当初は、返品が売上げを上回ったたり、資金繰りなど大変厳しい経営状況でした。

 この苦境を乗り越えられましたのは、お得意先の皆様に弊社商品を選択したいただき、お取引先の皆様に信用をしていただいたからに他なりません。

 それから50年、高度成長から、人口減少、高齢化など経済・社会構造は大きく変わりました。供養業界においては、供養意識の変化、核家族化、高齢化、世帯構造の変化によってパラダイムがシフトしていると認識を致しております。

 昨年はそうしたパラダイムの転換期にこそ未解決問題が生まれ、新たなビジネスの機会が見えてくるという問題意識のもと活動して参りました。

 また、市場規模拡大に向けて「喪中見舞い」「母の日参り」など、使用機会の創造を目的とした活動にも注力をして参りました。供養をより価値ある行為と再認識いただくことを目的に、新たな視点でとらえた「子供たちの供養経験とやさしさ(いじめ)の関係性」の調査発表などを行いました。

 また地道ではありますが、香道普及の後押しや、博物館との協力活動などを通じて、日本の香文化を後世に伝える活動も持続的に行っております。

 本年は供養分野に加え、癒し分野についても、香りと健康の視点から強化すべく準備を進めて参ります。また、充分に取り込めていなインバウンド需要についても仕掛けをして参ります。
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