東洋新薬 営業推進本部 化粧品営業部次長 吉田貴子氏(国際化粧品開発展・国際化粧品展 専門セミナー)

カンタンに言うと

東洋新薬 営業推進本部 化粧品営業部次長 吉田貴子氏(国際化粧品開発展・国際化粧品展 専門セミナー)

ODMだからわかる、売れる化粧品の極意
COSME-19 6月29日(金)16時30分~17時30分

 気鋭の健食メーカーといった位置づけだった東洋新薬(本社=福岡市)が、2007年の化粧品製造部門におけるISO9001・2000の取得を契機に同事業を本格化させ、近年は一定の顧客基盤を構築して化粧品ビジネスを軌道に乗せている。健食と並ぶ事業の両輪に育成しようと目論む化粧品の統括リーダーで、顧客の懐に飛び込んで相手先をリードしている吉田氏が語る60分について全容の一部と内容の裏づけを聞いた。

 ――全20あるセッションのうち、講師の所属が健食から派生した化粧品事業者という点が特徴的です。

 吉田 当社は化粧品だけではなく健康食品を企画・製造しているという意味で、業界では異色の会社だといえる。

 異色であるという特性は同時に、(他のセミナー講師と比較した場合に)毛色の違った話ができるということになる。

 具体的には、化粧品を議論する際に当たり前過ぎて抜け落ちてしまいがちなテーマが「健康」であり、まずは健康でないと肌がきれいにならないという発想こそ当社が取り組む化粧品事業の根幹になっている。

 化粧品だけに特化したOEM企業には専業の強みがあるように、当社は健食分野のプロフェッショナルとしてトクホの取得件数などが証明する経営資産を有している。

 そうした企業属性を持つ当社が作る化粧品がどういうものであるかを本セミナーでお伝えしたい。

 ――前段階で公表可能な範囲で、セミナーの構成を聞かせてください。

 吉田 現在までに、当社は「売れる化粧品」について3つのポイントを導き出している。これらは全て、化粧品と健康食品の両方を製造受託している当社だからこそ引き当てられた部分だと認識している。

 ポイントを切り取って紹介すると、一部の化粧品メーカーが提唱している「内外美容」について、当社なりの視点でその重要性を解説する。
 
 言い換えると、「『内外美容』が良いことはわかっている。では、事業へどう落とし込んだらいいのか」といった疑問に解決の一助となったらいい。

 ――貴社といえば代名詞的な美容健康素材が企業を想起させます。

 吉田 たしかに「フラバンジェノール」などは豊富なエビデンスも備え、一定の評価と市場認知を得ることができた。

 ただ、一例として「化粧水にフラバンを入れたから(美白訴求で)売れます」といった短絡的な考えでは製品は売れない。現在は、素材のアピールだけでは差別化が図れない。本セミナーでは、素材による訴求にプラスオンすべきポイントを紹介することになる。

 また、本セミナーの内容は部分的にブース展示と連動性を持たせている。是非、聴講の前に立ち寄っていただくと話す内容がより伝わると思う。

 1つは“野菜の宝石”といわれる「バラフ」を活かした基礎化粧品について、独自の保湿効果や素材が持つ美しさに触れてほしい。

 さらに、界面活性剤フリーを掲げる特許技術「三相乳化」について、可能性と将来性を体感していただきたい。

●講師プロフィール
東洋新薬
営業推進本部 化粧品営業部
次長
吉田貴子 氏

通販化粧品会社2社で16年、商品の企画・開発・品質管理・購買などのプロダクトマネジメントを経て、東洋新薬の化粧品ODM部門に入社。
現在、その経験を生かし、売る側を知り尽くした視点で、各化粧品会社の売れるものづくりをお手伝いし顧客を増やしている。

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