第52回 自称脂性肌とインナードライ

【週刊粧業2018年6月18日号4面にて掲載】

 もうすぐ夏が来ます。夏は湿度も高く汗をかくので肌がべたつきがちです。肌に塗る化粧品もさっぱりした物を使いたくなる季節です。

 日本の女性と比較して、中国の女性は油の多い食事の影響からか「自称脂性」の人が多く、夏になると更にさっぱりしたスキンケアの需要が高まります。

 日本よりもはるかに暑い地域もあり、日差しも強いため昼間に外を歩けば汗びっしょり、そこに大気汚染の影響が加わって肌はざらざらのべたべた、非常に不快な状態になります。

 こういう事情から、中国では「さっぱり」「すっきり」が夏のスキンケアのキーワードになります。化粧水ならとろみの無いサラサラのテクスチャーが好まれ、化粧水の後は何もつけないか、美容液かさっぱりタイプの乳液を塗るぐらいが主流で、それに時々シートマスクを投入するというのが最も多いパターンです。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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