セブン&アイHD、抜本的構造改革を経てSST事業を上場

粧業日報 2024年4月26日号 2ページ

カンタンに言うと

  • トップラインの拡大で利益創出へ
  • 2024年2月期、米国の減収を吸収し経常増益
セブン&アイHD、抜本的構造改革を経てSST事業を上場

 セブン&アイ・ホールディングス(井阪隆一社長)は経営資源をコンビニに集中し、食を中心とした世界トップクラスのリテールグループを目指す方向を掲げている。食の強化で引き続き、イトーヨーカ堂を中心としたSST(スーパーストア)事業との連携・協業を進める。イトーヨーカ堂を核とした首都圏SST事業は抜本的構造改革を推進している。

 自営アパレルからの撤退や不採算店の閉鎖等によって、収益の基盤づくりに取り組んでいるが、次のステージで本来のトップラインの拡大によって、利益を創出する体制を目指す。

 SST事業として自らの投資で成長戦略を推進するようにするため、抜本的構造改革を経て早期に株式を上場する。セブン&アイHDは一定の株式を保有する。

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