「@cosme」と「LIPS」の2つの化粧品情報サイトにあるクチコミを収集、分析する化粧品特化型の分析ツールが誕生した。
開発したのは、デジタルサービスの開発を行うCuez(キューズ、本社=東京)で、3月に「Kikimimi(キキミミ)」をリリースした。2つの化粧品総合メディアのクチコミデータに対応する分析ツールは業界で初めて(同社調べ)。
「キキミミ」の開発経緯について、浅香直紀代表は「クチコミの収集、解析が重要だとわかっていても、なかなか手をつけられていない、定性分析まで十分に取り組めていないといった課題感があると感じていた」と説明した。
「ECの利用率向上やSNSの普及により商品のクチコミが消費者の購買行動に与える影響が大きくなっている。『なぜその商品が売れているのか』といった答えは、売上だけでは推定しにくく、ユーザーの評価であるクチコミの中にある。特に化粧品は、実際に商品を使われた方のクチコミを重視する傾向にあり、消費者の声を参考にマーケティングや商品開発を行い差別化を図ることがブランドの成長に必要な要素になっている」(浅香代表)
「キキミミ」は、@cosmeとLIPSから、投稿されたクチコミの収集から任意の条件に合わせて解析まで自動で行う。3C(自社、顧客/市場、競合)分析などもグラフ化(数値化)される仕組みで、専門人材なしで販促やリニューアル、新商品開発などに活用できるのも「キキミミ」の特徴だ。
対象とする商品のクチコミだけでなく、同時に投稿されやすい商品(競合品)のランキングなど、様々な切り口での分析が可能だ。投稿されているクチコミから、年齢層・肌質や購入品か否かといった情報も解析可能であり、属性の分析にも対応している。
浅香代表は、「マーケティングの訴求・ターゲット戦略や商品企画の精度向上に有効利用していただきたい」と述べ、分析ツールのさらなる精度向上に意欲を示している。
この記事は週刊粧業 2024年4月22日号 4ページ 掲載
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