大日本除虫菊は,蚊類防除用エアゾールの発明について同社が有する特許権(特許第7026270号)に基づき、アース製薬に対し、3月1日付で同社が製造販売する製品の製造販売等の差止めを求めて、東京地方裁判所に特許権侵害差止等請求訴訟を提起した。
「おすだけノーマット スプレータイプ120日分」(販売名:アース殺虫エアゾールFJ1)、「おすだけノーマットロング スプレータイプ200日分」(販売名:アース殺虫エアゾールFJ3)などが特許権を侵害していると主張している。
大日本除虫菊が有する特許権は、同社の研究開発にて、蚊は飛んでいる時間よりも壁面等に止まっている時間の方が長いという習性を発見し、「蚊類防除用エアゾール」の噴射力や噴射容量等を調整することにより、室内空間の露出部に付着させ、蚊類に対し優れた防除効果を奏することができる「蚊類防除用エアゾール」の発明についてであり、「蚊がいなくなるスプレーシリーズ」の基本となる特許としている。
この記事は粧業日報 2024年3月13日号 6ページ 掲載
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