ライオン、布製品の感触と快適性との相関関係を解明

粧業日報 2016年10月13日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン、布製品の感触と快適性との相関関係を解明
「やわらかく、なめらかな感触」が
リラックス効果もたらす

 ライオンは、洗濯によって布製品の汚れ落ちや仕上がりなどが変化することが快適性に及ぼす影響の研究を継続する中で、このほど、布製品の「感触」と快適性との相関関係を解明した。

 まず、布製品に触れた時に「快適と感じる感触とは何か」について因子解析を行い、「なめらかさ」が重要な因子であることを見出し、やわらかさに加えて「なめらかな感触」を付与することで、布製品に触れた時にリラックス効果がもたらされることを主観評価と脳波測定により確認した。

 近年、布製品の「感触」に対する関心が高まり、「上質な肌触り」が求められている一方で、繊維加工技術の進化により、やわらかさを格段に高めたタオルや、着心地を重視した機能性肌着が市場に登場している。同社では、洗濯などの家事行動における快適性に関する科学的な研究に取り組み、これまでに洗濯物を「消臭・香り付け柔軟仕上剤」で処理することで、生活者が洗濯物を畳む時に感じるストレスが軽減されるなどの効果を、生理評価により検証してきた。

 今回は、布製品における「快適な感触とは何か」を因子解析すること、「快適な感触をもつ布製品を触ること」がもたらす主観的・生理的な影響を明らかにすることを目的に研究を進めた。

 素材や加工の違う様々な感触を持つ布製品(タオル11点、肌着10点)を用い、女性8名、男性2名を対象に、「快適と感じる感触」につながる因子(感触を表す形容詞10対に対する評価)を解析した結果、タオル・肌着いずれも「なめらかさ」の数値が高いほど快適であると判断することがわかった。

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