日光ケミカルズは、グループ7社の総合力を活かし、原料の開発・製造・提供から製剤開発、安全性・有用性評価までトータルでサポートしている。
CITE Japan 2017では、「グループ各社から代表者数名を選出したプロジェクトを発足し、一丸となって展示内容やブース構成を考え、多くの時間を費やして準備をしてきた」(国際部 鈴木治美氏)と、ニッコールグループの総合力を結集した展示であることを明らかにした。
趣向を凝らしたさまざまなコンセプトゾーンを設けた今回の展示は、「研究の方はもちろん、商品企画担当の方にも楽しんでもらえる展示内容となっている」(営業部 水本早希氏)としている。
その中でも「今回の大きな見どころの一つが『女性の一生』をコンセプトに置いた展示。各ライフステージ特有の悩みに応じてソリューションを提供する」(水本氏)という。
これは、「Student」から「Working Lady」を経て「Mother」となった女性が、やがて「Madam」となっていくある女性の一生涯の模様を描いたストーリー性のある展示である。
加齢による肌変化の悩みにとどまらず、女性のライフステージ特有の環境変化や心境変化による悩み、例えば、「学生時代は夜更かししがち」「働き世代はつい長時間メイクしたままになる」などについても、ソリューションを提供する製剤を、キー原料や有用性評価とともに紹介する。
「見て・触って」を主軸キーワードに
また、原料や製剤を実際に見て触ってもらい、その良さを知ってもらう体験型展示の「見て触って体験ゾーン」では、美白効果などスキンケア成分として知られる油溶性ビタミンC誘導体の「NIKKOL VC―IP」が毛髪のダメージ改善効果という新しいエビデンスを発信するのに加え、新製品も展示する。
その新製品の一つが球状吸水性パウダーの「ARON NT―Z」。みずみずしくて塗布感がよく、ソフトフォーカス効果で即時的にシワを隠すことも期待できる製品だ。
もう一つは、撥水・撥油性に優れたメイクアップ向けの機能性粉体「NIKKOL FONCOAT」シリーズ。滑らかな感触を持つパウダーで、汗や皮脂による化粧崩れを防ぎ、ロングラスティング効果が期待できる。
「このゾーンでは、『見て面白い』『触って面白い』と感じてもらえるような展示となっているので、ぜひ体験してもらいたい」(鈴木氏)という。
その他、海外で注目されている原料の紹介ゾーンや技術者向けゾーンも設置。さらにグループ会社のニコダームリサーチは、ビジュアルで訴えかけるのに最適な3D解析評価やリラックス評価を展示する。
またグループ会社のベルジュラックジャポンは、ネイルエナメルの見本展示やスプレー式ネイルなどを展示する。