【化粧品OEM講座】OEM生産で利益を得る方法を解説

化粧品の製造をOEMメーカーに依頼した場合、生産することによって生じる利益は獲得できませんが、生産に伴うさまざまなリスク(設備故障、労働コスト、維持コスト、市場リスクなど)を避けつつ、思い描いた化粧品を製造することができます。

OEM生産で利益は得られますか?

OEM生産で利益を得ることは可能です。ここでは、OEM生産で利益を得るための7つの方法について解説していきます。

1. コスト削減と効率化

設備投資の削減:自社で製造設備を持たないため、初期投資や設備維持コストを削減できます。

労働コストの削減:製造に必要な人員の雇用やトレーニングコストが不要となり、経費を節約できます。

在庫管理の簡素化:OEMメーカーが在庫を管理するため、在庫管理にかかるコストやスペースを節約できます。

2. 時間の有効活用

迅速な市場投入:OEMメーカーの既存の生産ラインを利用することで、製品の市場投入までの時間を短縮できます。

開発時間の短縮:製品開発にかかる時間を短縮し、より迅速に新製品を市場に出すことが可能です。

3. 専門知識と技術の活用

高い技術力の利用:OEMメーカーは化粧品製造の専門家であり、最新の技術や製造ノウハウを活用することができます。

品質管理の強化:OEMメーカーの品質管理システムを利用することで、高品質な製品を安定的に供給できます。

4. リスクの分散

生産リスクの低減:自社での生産に伴うリスク(設備故障、労働問題など)をOEMメーカーに委託することで軽減できます。

市場リスクの軽減:新製品の市場投入時のリスクを分散し、市場の反応を見ながら柔軟に対応できます。

5. マーケティングとブランド戦略の強化

マーケティングに集中:製造業務から解放されるため、マーケティングやブランド戦略に集中することができます。

ブランド価値の向上:製品開発において、OEMメーカーの知見を活用し、ブランド価値を高めることが可能です。

6. スケールメリットの享受

大量生産の恩恵:OEMメーカーは多くの顧客からの受注を受けるため、大量生産によるスケールメリットを享受できます。

競争力の強化:OEMメーカーのスケールメリットを活用することで、競争力のある価格設定が可能となります。

7. グローバル展開の支援

海外市場への進出:OEMメーカーのグローバルなネットワークを活用し、海外市場への進出を支援してもらうことができます。

国際規格への対応:OEMメーカーが国際的な品質規格に対応している場合、海外市場での製品展開がスムーズになります。

まとめ

これらの効果を活用することで、自社のリソースを最適に活用し、化粧品ビジネスを効果的に進めることができます。


実際にどのOEMメーカーに依頼すればいいの?

ブランドの方向性がある程度固まっていないと、OEMメーカーは本気で向き合ってくれません。そこが固まった段階でOEMメーカーに依頼するようにしましょう。

このコラムをご覧になっている方の中には、OEMメーカー探しにお困りの方も少なくないと思います。OEMメーカー各社のホームページを訪問してもいいことしか書いていないので注意してください。

自社あるいは1社だけを持ち上げすぎているコンテンツは疑ってかかった方が得策です。最初のボタンを掛け違えてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

複数のOEMを紹介するコンテンツから選ぶことをおすすめします。

最後に、特徴が際立った信頼できる複数のOEMメーカーを紹介します。「おすすめはこちら」をご参照ください。

おすすめはこちら

TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)

国内最大手OEM/ODMメーカー。基礎化粧品からメイクアップ化粧品まで、ほとんど全ての化粧品を生産することができるのはもちろん、化粧品事業への新規参入やすぐに新製品を市場に展開したいと考えておられる等、あらゆるクライアントニーズにお応えする最も頼もしいパートナー企業であることを心掛けています。

おすすめのポイント

  • あらゆる化粧品の生産が可能
  • 豊かな国際性
  • ワンストップトータルサービス

ホシケミカルズ株式会社【小ロット対応可】

化粧品ビジネスに欠かせない「プラスアルファの付加価値」を提案しています。効果実感の高い処方に、商品のストーリー作り、世界観を演出するための容器デザイン設計、販路に応じたPOP・チラシ制作まで請け負っております。国内4工場体制で安心のサポート体制を構築しております。

おすすめのポイント

  • トータルサポート力
  • 開発力・提案力
  • 原料力・容器力

株式会社天真堂【小ロット対応可】

化粧品OEM事業を軸に、クライアント企業の事業を戦略から商品開発、コールセンターや物流に至るまでトータルサポートしております。原料や処方の開発にも取り組んでおり、独自経皮吸収システム『TEN-DDS』(特許申請済)を使った商品も提供しております。

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エア・ウォーター・リアライズ株式会社

エアゾール製品、一般充填品、化粧品を主な柱とする総合OEM/ODMメーカーとして、あらゆる産業に製品を供給しています。最大の特長は、その網羅性。大きく人体用品、家庭用品、塗料、工業・自動車用品といった4つのカテゴリすべての分野で事業を展開しているのは、この業界で他にない強みです。

おすすめのポイント

  • 少量から大量生産まで対応した生産供給システムを確立
  • 液体化粧品からエアゾール化粧品まで、幅広い剤型に対応
  • クレンジングオイルやヘアオイルなど、危険物処方にも対応

フェイスラボ株式会社

「内外美容」をテーマに、スキンケアやリップクリーム等の化粧品・医薬部外品と、サプリメント等健康食品の、企画・開発・製造をワンストップで叶えます。また越境EC「天猫」出展サービス、タイ工場製造におけるハラル製品を提供しています。

おすすめのポイント

  • ワンストップの内外美容提案に強み
  • 産学連携の独自素材研究
  • 欧米、アジアを含む多数の輸出実績

フィディカ株式会社

全国のデパート・バラエティショップ・ドラッグストアで自社ブランドを数多く持つ化粧品本舗グループ会社のOEMメーカーです。特にマスカラ、ファンデーション、低刺激スキンケアには定評があり、豊富な実績に基づき幅広く提案させて頂きます。

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