資生堂、新フレグランスのデビューを記念し香りが体験できる展示会開催

粧業日報 2024年9月3日号 2ページ

資生堂、新フレグランスのデビューを記念し香りが体験できる展示会開催

 資生堂は、塩からインスピレーションを得て開発された新フレグランス「LE SEL D'ISSEY EAU DE TOILETTE」(本体50mL・1万780円、本体100mL・1万4850円、レフィル150mL・1万6940円、シャワージェル200mL・5390円、9月4日全国発売)を大々的にアピールすべく、8月28日~9月8日までの期間中、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて「ISSEY MIYAKE LESEL D’ISSEY: Imagination of Salt」展を開催する。

 館内では、彫刻的なフォルムのボトルデザインの紹介コーナーを設けているほか、フレグランスを手掛けた調香師カンタン・ビシュ氏のインタビューを含む本展のみのスペシャル映像も展示しており、新たな香りから広がる躍動的な世界観を体感することができる。


 新作のフレグランスボトルは日本人デザイナー/アーティストの吉岡徳仁氏が手掛けた。透明なガラスの力強い造形と、形を超える「光」という現象を生み出すことで、テーマの「塩」を表現した。

 透明な中に光を放つこのボトルは、シャープな直線から楕円へとかたちを変化させる彫刻的なフォルムと、ガラスの塊の中にデザインされた光を放つ水滴が、生命のエネルギーを象徴的に表現している。自然や光をテーマとして革新的な作品を発表してきた彼ならではの、感覚を呼びさますダイナミックなインスタレーションは要注目だ。


 本来匂いのない塩に香りを与えたのは、調香師のカンタン・ビシュ氏で、彼独自の解釈で、単なる香りを超えたフレグランスを生み出した。その手腕はまるで錬金術師のようであり、「地球にたゆたう波の記憶、それが塩だ。塩というエレメントに正面から向き合うと、それは三宅一生がテーマとしてきた『水』、自然の『動き』に自ずと呼応することになった」とコメントしている。

 ヴィジュアル イメージを手掛けたのは、イギリスを拠点に活動する映像監督/写真家のマーカス・トムリンソン氏だ。

 彼のインスピレーション源となったのは、音響の振動を視覚化するサイマティクスという技術で、音波が模様をかたちづくる不思議な現象を撮影し、実際の映像とCGによるイメージを同じシーケンスにミックスした。

 展示会概要/会期=8月28日~9月8日(会期中無休)▽会場=21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3▽開館時間=10時~19時▽入場料=無料▽主催=三宅デザイン事務所、BEAUTÉ PRESTIGE INTERNATIONAL-SHISEIDO EMEA▽協力=東京ミッドタウン TOKUJIN YOSHIOKA + TYD、遠藤照明


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