資生堂、「専科」から日やけ止め乳液と美白化粧水を発売

粧業日報

カンタンに言うと

資生堂、「専科」から日やけ止め乳液と美白化粧水を発売

 資生堂は、日本の低価格帯市場とアジアのマステージ市場で共通展開する単品高機能型スキンケア「専科」から、日やけ止め用乳液「ミネラルウォーターでつくったUVジェル」(40mL:SPF50・PA+++、80mL:SPF27・PA++)を2011年2月中旬に、美白化粧水「美容液からつくった化粧水」(医薬部外品、本体各200mL、つめかえ用180mL)を2011年3月中旬に発売する。いずれもオープン価格。ドラッグストア、量販店、ホームセンター等、約2万7000店での取扱いを予定している。

 2010年9月に発売した「保湿クリームからつくった化粧水」は、商品機能の明快さと1本で完結できる程の高い潤い効果、リーズナブルな価格が支持され、発売後4カ月(2010年9月15日~2011年1月19日)で累計出荷個数300万個(計画比106%)と好調に推移している。また、10年10月に販売を開始した台湾でも好評で、今後、その他のアジア各国に順次展開を広げていく方針だ。

 「ミネラルウォーターでつくったUVジェル」は、ミネラルウォーター配合、鉱物油不使用、無香料・無着色の肌にやさしい日やけ止めでありながら、確かな紫外線防止効果が得られるという。紫外線防御成分を同社独自の技術でジェル状に仕上げ、みずみずしい使用感を実現した。日常使用に最適なSPF27と、レジャー使用でも安心のSPF50の2種を配置している。

 「美容液からつくった化粧水」は、同社独自の技術で、美白美容液と同じ成分を、さらさらの美白化粧水に仕上げた。美白と保湿両方の機能を兼ね備え、みずみずしく透明感のある肌に導くという。肌質に合わせて「さっぱり」「しっとり」の2タイプで展開する。無香料・無着色。

 プロモーション・販売展開では、実質主義の一般女性を代表するイメージモデルとして、小池栄子を継続起用し、昨年9月から行っている「あなたとつくるスキンケア」のキャッチコピーで引き続きテレビCM、Web展開を行う。

 日本における2010年の1000円以下セルフスキンケア市場規模(調査データの出典元は全てインテージSRI、金額ベース)は、06年対比で111%と伸長している。

 中でも日やけ止め市場と美白化粧水市場は成長著しいジャンルで、日やけ止め市場では、06年に40%だった1000円以下の商品の売上構成比が10年には全体の約半分(50%)を占めるまでになり、市場規模は124%に拡大している。美白化粧水市場では、1000円以下商品の成長率が08年からの3年で159%となっている。

 2010年9月の「保湿クリームからつくった化粧水」の導入に続き、この2つのジャンルにも商品を配置することで、顧客接点を拡大し、「専科ブランド」を強化していく。

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