富士経済、2023年の化粧品国内市場を3.3%増の3兆276億円と予測

粧業日報 2023年9月19日号 5ページ

富士経済、2023年の化粧品国内市場を3.3%増の3兆276億円と予測
 富士経済は、新型コロナの5類移行に伴う外出機会の増加や、訪日客の増加に伴うインバウンド需要の回復により需要が高まっている化粧品の国内市場を調査し、その結果を「化粧品マーケティング要覧 2023 総括編」にまとめた。

 それによると、2022年の化粧品国内市場は前年比2.9%増の2兆9310億円となった。2023年は3.3%増の3兆276億円を見込む。

 2022年は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い全国的にまん延防止等重点措置が発出され、行動制限が3月まで続いたものの、徐々に消費者の外出機会が回復したことから市場は拡大した。2023年は、新型コロナの5類移行に伴いマスクの着用が個人判断になったことや、行動制限が解除されたことなどによる消費者の外出機会増加、さらには水際対策の緩和により訪日客が増加しインバウンド需要が回復に向かっていることから、市場はさらに伸びることが見込まれる。

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