P&Gでは今年3月中旬に発売した同社初のメンズヘアケアブランド「h&s for men(エイチ・アンド・エスフォーメン)」のボリュームアップシリーズが、発売からわずか1カ月で出荷本数100万本を突破した。
同社の調査によると、男性用ヘアケア市場は2005年対比で約1.5倍に拡大したものの、男性のニーズに応えられる製品が少ないという声が多く、男性向けの抜け毛対策用シャンプーの使用者は16%にとどまっている。このような市場動向を踏まえて「h&s for men」を導入した結果、発売前4週対比で男性用ヘアケア市場が40%増加し、市場の拡大に貢献した。
「h&s for men」では「薬用ボリュームアップシャンプー」「同コンディショナー」「ボリュームアップトニック」を展開し、髪のボリューム、地肌ケア、香り、パッケージ、価格といった日本男性のニーズに全方位で応えている。ヘアケア製品を自ら購入する男性の約4割が、シリーズで統一するという調査結果が出ており、このことからも「h&s for men」はヘアケア意識の高い男性のニーズに応えられる商品と言える。
発売にあたり、TVCM、Web、交通広告など各チャネルでのプロモーション施策を強化した。中でも、同社初の試みとなったグルーミングブランド「ブラウン」とのコラボレーションパックの家電量販店での販売は、ヘアケアの枠組みを超えたこれまでにないプロモーションとなった。
さらに、製品に満足しなかった場合全額を返金する「まず1ヶ月月全額返金キャンペーン」を4月より実施し、「h&s for men」が自信を持って満足してもらえる製品であることを訴求している。
「この製品の売上げが好調なのは、当社の理念である『Consumer is boss(消費者はボス)』の考えのもと、男性の悩みやニーズに応える製品を提供できるよう、研究開発を続けてきた結果である。まだ新しいブランドなので、より多くのお客さまに知ってもらうよう、よりよい情報の提供に努めていく」(小野愛アシスタントブランドマネージャー)
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この記事は粧業日報 掲載
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