化粧品業界のDX推進、パーソナライズされた顧客体験でLTV向上

週刊粧業 2024年10月7日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 旧来のシステムや慣習からの脱却へ、デジタル技術を駆使し変革を加速
  • スターアイテムへの投資や戦略的価格改定、リスキリングが成長の鍵
化粧品業界のDX推進、パーソナライズされた顧客体験でLTV向上

 国内化粧品市場では近年、人口減少や異業種からの新規参入、韓国をはじめとする海外化粧品の輸入増加なども相俟って、新規顧客の獲得競争が熾烈さを増している。また、生成AIなどに代表されるようなデジタル技術の進化に伴い、オンラインとオフラインをシームレスに連携し、生活者起点でパーソナルな顧客体験を提供する「OMO」への重要性も高まっている。

 こうした中で、国内メーカー各社はパーソナライズされた顧客体験をアップデートすることで商品・ブランドへのロイヤリティーを高め、既存顧客との長期的な関係の継続を図るLTV(顧客生涯価値)向上への取り組みを活発化している。

 そこで今回は、LTV最大化に向けたOMO推進など、国内大手メーカー各社が注力している最新のDX戦略を紹介する。

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