都築運輸、化粧品・医薬部外品製造業許可取得で新サービス開始

　1965年創業の都築運輸は、一般貨物の輸送事業に加え、室内装飾品（ブラインド）を中心に数十万アイテムにも及ぶ部品・パーツの保管から、ピースピッキングや流通加工などの梱包業務までをトータルで管理する物流サービスを展開している。

　同社では昨年7月、本社に自社倉庫を竣工し、今年８月には化粧品・医薬部外品製造業（梱包・表示・保管）許可を取得した。これを機に、他分野で培ってきた独自の部品・パーツ物流システムを化粧品と医薬部外品にも応用する、新たな物流サービスの取り扱いを開始した。

　「当社が展開する物流サービスは、商品の入荷から保管、仕分け、梱包、出荷に至るまでをトータルで管理する『サードパーティ・ロジスティックス』が特徴的で、輸送の効率化や厳選した品質管理といった質の高い物流サービスをこれまで提供してきたものと自負している。新サービスでは、他分野で蓄積した物流ノウハウを活かす。一例だが、部品・パーツ物流システムで構築した既存の配送ルートを活用することで、物流面でのコストカットを目指す企業にとってメリットになるだろう」（都築徹藏社長）　
　新設した倉庫は、首都高速道路「鹿浜橋インターチェンジ」から車で約5分ほどの場所に位置する交通至便の好立地で、空調・衛生設備も完備している。

　「地方に物流拠点を持つ企業の中には、輸送面に関して車の混雑などにより、商品の遅配を懸念するところもある。新倉庫では、製造工場から入荷した商品の入出庫管理、仕分け梱包、さらに輸送に至るまでを効率的に行う。都内でトータル物流拠点を模索されている企業に向けて、新サービスのさらなる認知獲得に努め、新たなお客様との出会いを創出していきたい」（都築社長）