日本コルマー、処方開発、基礎研究、マーケティングを強化

週刊粧業 2015年10月12日号 8ページ

カンタンに言うと

日本コルマー、処方開発、基礎研究、マーケティングを強化
 化粧品OEM/ODMの国内最大手である日本コルマーは、約120名の研究開発者が在籍し、開発する新製品は年間8000SKUを超える。

 その研究開発本部のトップである田中克昌執行役員に開発姿勢と今後の展望について話を聞いた。

 ――研究者数、開発製品数は業界内でも群を抜いています。その先に何を見ていますか。

 田中 単なる受託製造から脱却し、顧客となるブランドメーカーとの対等なパートナー関係の構築を目指している。

 その具現化に向けて研究開発本部では、2004年2月に基礎研究部、2005年5月にマーケティング部を設置し、組織体制を整え、各部門の連携を強化してきた。

 その結果、トレンドを捉えた独自のコンセプトとエビデンスデータに基づく付加価値の高い製品の開発に大きく寄与している。

 ――今後の目標は。

 田中 引き続き、処方開発、マーケティング、基礎研究の三位一体で製品開発力を強化するとともに、2015年4月に大学との共同研究を進めるべく新設した横浜研究所を核に、新機軸の化粧品の開発を進め、さらには関東の得意先様にも今まで以上に新製品の提案を行い、新規商談を獲得していきたい。

 また、今後はより医療に近い高い効果が期待できる化粧品の需要が高まってくると予想している。

 具体的にはこれからであるが、日本人に多いアトピー性皮膚炎の患者や敏感肌の方に対し、医薬品ではなく、毎日安心して使用できる化粧品で、肌質を改善することができる環境づくりに貢献していきたい。

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