資生堂、スタートアップ企業とのコラボレーション開始

粧業日報 2019年9月6日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 研究所のオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」をスタート
資生堂、スタートアップ企業とのコラボレーション開始
 資生堂は、新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター(GIC)」主導のオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」の活動として、スタートアップ企業とのコラボレーションを開始する。

 「フィボナ」は、商品体験や使用後のフィードバックなどを研究員と生活者が直接コミュニケーションすることで生活者視点の商品・ソリューション開発を行う「生活者とのコラボレーション」や、研究によって生まれたテクノロジーのβ版をよりスピード感を持って市場に導入するためにβ版ローンチプラットフォームなどへの積極的な出展を行う「スピード感のあるβ版の市場投入」、ビューティー分野に関連する異業種の方々と資生堂研究員とのミートアップ(交流会)等による「新たな研究風土醸成」など、4つの活動プランにより構成されている。

 今回スタートするのは、ビューティー領域における新価値創造や化粧品だけにとどまらないイノベーションの創出を目的に外部との共創を行うプログラムで、活動プランの1つである「スタートアップ企業とのコラボレーション」において、今年7月、「Beauty Wellness」をテーマに参加企業を募集した。

 その後の社内審査を経て、3社(デジタルアルティザン、no new folk studio、ユカシカド)と共創に向けた取り組みを行うことを決定した。

 今後、スタートアップ企業の革新的でユニークなアイディアと同社の既存事業における研究開発との融合や、これまでにない新たな領域における価値創造に向けてビジネス化などの検討を進めていく。
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