ステマ規制が10月1日からスタート 注意すべきポイントを解説

訪販ジャーナル 2023年10月2日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 要点を踏まえた正しい情報発信が企業の信頼性向上に
  • 消費者にも規制を正しく理解してもらうことが重要
ステマ規制が10月1日からスタート 注意すべきポイントを解説
 広告であることを隠して商品やサービスなどを宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」が、2023年10月1日から景品表示法により規制される。

 これに伴い、モニターやプレゼントキャンペーン、アンバサダーなどユーザーを巻き込んだSNSマーケティングへの影響が懸念されている。

 ステマ規制について留意すべきポイントや化粧品業界に及ぼす影響について、薬事法広告研究所の稲留万希子代表に話を伺った。

 ――10月1日に施行されるステルスマーケティング規制について、留意すべき主なポイントをお聞かせください。

 稲留 今回のステマ規制では、「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」が、景品表示法第5条第3号の規定に基づく7番目の指定告示となり、それに合わせて指定告示の運用にあたる基本的な考え方を定めた「運用基準」が公表された。

 運用基準の策定では、事業者や一般の人から意見公募(パブリックコメント)が行われ、当初の運用基準案から大幅に追記・修正されており、個人的には事業者側の意見に寄り添ったものになったとポジティブな印象を受けている。

 当初案と比較すると、パブリックコメントを経て公表された運用基準は、どのような事案がステマの不当表示にあたるのかがより具体的に示されており、各事業者は施行前に運用基準がどのような内容になっているか読み込んでおくべきだ。

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