資生堂は、企業倫理やCSRなどを専門とする米国のシンクタンク「Ethisphere Institute」(エシスフィア・インスティチュート)が3月15日に発表した「World's Most Ethical Companies 2012」(世界で最も倫理的な企業)に選出された。
エシスフィア・インスティチュートは、企業の選定にあたり、「企業倫理・法令順守の考え方」「企業市民としての活動内容」「社会からの評価、トップ層のリーダーシップ、ステークホルダーとのコミュニケーション」「企業倫理浸透」「コーポレートガバナンスの仕組み」といった5つのカテゴリーから調査を行っている。
資生堂では、昨年4月に海外売上比率が4割を超える現状を踏まえ、資生堂グループの結束力を高めることを狙いとする企業理念体系「Our Mission, Values and Way」を策定。この中で、企業倫理については、「お客さま」「取引先」「株主」「社員」「社会・地球」といった5つのステークホルダーからの信頼を得るために社員一人ひとりがとるべき行動基準「Our Way」に基づき推進している。また社会貢献活動については、同社の強みが発揮できる分野として、「女性・化粧(美容)」「文化」「環境」の3つに重点領域を定め取り組んでいる。
こうした、企業倫理や社会貢献活動の考え方や活動が評価され、今回の選出につながった。
同社では、「『日本をオリジンとし、アジアを代表するグローバルプレイヤー』に向けた取り組みへの評価と受け止め、さらに透明性の高い経営を行うとともに、様々な企業活動を通して社会に貢献していく」とコメントしている。
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この記事は粧業日報 掲載
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