【市場規模・分析】暑さ対策アイテム、2012年夏も節電商戦が活況へ

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【市場規模・分析】暑さ対策アイテム、2012年夏も節電商戦が活況へ

 猛暑や電力不足に伴う節電意識の高まりを背景に、近年暑さ対策市場は急拡大している。

 昨年3~9月の市場規模(氷枕関連、冷却ジェルマット、シャツ用冷却ミスト)は前年同月比約70%増の75億円となり、2年間で3倍超に膨れ上がった。(インテージSRI調べ)

 男性化粧品の市場動向に詳しいマンダムの調査でも、昨年1~12月の男性デオドラント市場は、前年比約17%増と拡大。特に、不快除去力の高いボディペーパーが約25%増と使用率が急上昇し、剤型別売上構成比で最上位だったスプレータイプを初めて上回った。

 また昨年は、男性化粧品の中でも、冷感機能を高めたアイスタイプの商材が「飛躍的に伸びた」(マンダム)という。

 年齢層で見ると、通勤電車やオフィスなど、節電の影響で汗をかく機会が増えたため、特に30~40代の社会人による使用率が一気に高まった。

 暑さ対策グッズを多く揃える小林製薬が実施した生活者調査では、夏場を快適に過ごす工夫をしようと考える人の割合が76%に達した。

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