ポーラ・オルビスグループ傘下のオルラーヌジャポンは、「カウンセリングとソワン(お手入れ)の融合」を前面に押し出し、入念なカウンセリング・お手入れを行うことで愛用者を着実に増やしてきた。
今後は、グループ企業・ポーラの強みである人材育成の手腕、取引先との取り組みなどを水平展開することにより、これまで手薄だったエステティックサロンや専門店との取引を積極的に拡大させていくという。
そこで今回は、内田恭平社長に、社長就任から1年を振り返ってもらうとともに、今後の経営戦略について語ってもらった。
オルラーヌは一言で表現すると
エイジングケアのエキスパート
――社長就任から1年、率直な感想をお聞かせください。
内田 私は就任早々、オルラーヌというブランドをいち早く把握するため、取扱ラインナップ、売上構成比を調べました。
全取扱アイテム58SKUのうち、スキンケア(45SKU)が8割近い比率を占めていました。そして、スキンケアのうち、27SKUがエイジングケアで占められ、クリーム(15SKU)やアイケア(8SKU)などのアイテムの構成比も高いことがわかりました。また、スキンケアにおけるエイジングケアの構成比が、品数では6割であるのに対し、売上げが7割に達するということも判明しました。
ラインナップや売上構成比を調査して改めて感じたのは、「オルラーヌはエイジングケア屋であり、エイジングケアのエキスパートである」ということでした。
それ以降、現場を回ったり、フランス本国に行ったり、過去のルーツや歴史を勉強しましたが、まだまだ訴求できていない強みがたくさんあると感じました。
あと58%
この記事は週刊粧業 掲載
■訪販化粧品~熱波吹き荒れた夏商戦を総括~今夏も記録更新の猛暑、売上げへ影響度合い様々 ■全粧協関東ブロック、CRCフォーラムセミナー開催 ■花王、ヘルスケア・コミッティーを子会社化~健康ソリューションサービスの開発・提供を推進 ■アライドハーツHDとキリン堂、経営統合に向け協議開始 ■プラネット、激甚災害に備えた障害訓練で安全性を担保 ■メロディアン、無菌・無添加のスキンケアで化粧品市場...
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。