資生堂は9月1日、グローバルブランド「SHISEIDO」の最高級ライン「フューチャーソリューションLX」より、日中用クリーム「トータル プロテクティブ クリーム」(51g2万5000円)を発売した。
同社は2006年、美肌を阻害するもととなる悪玉因子(セルピンb3)が存在していることを発見した。「フューチャーソリューション LX」は、この悪玉因子(セルピンb3)に着目して同社が開発した成分「スキンジェネセル1P」「スキンジェネセル1PG」を配合し、肌トラブルの少ない美しい肌に整える。
近年、生命のさまざまな現象の解明に時間の概念を取り入れた「時間生物学」という考え方が注目され、さらに地球上に存在する生物には、地球の24時間の自転に合わせて、さまざまな生命現象が周期的に発現していることが確認されている。この生命現象を司るのが体内時計システムで、時計遺伝子と呼ばれる遺伝子により、昼と夜の体の機能をコントロールしていることがわかってきた。
そこで同社は、健康な肌を保つために体内時計が重要と考え、体内時計と肌の関わりを明らかにする研究を進め、皮ふの保湿やバリア機能に重要な遺伝子の発現量が24時間周期で変化することを解明した。
「トータル プロテクティブ クリーム」は、皮ふの保湿やバリア機能に着目し、独自成分「スキンジェネセル1PG」を配合した。紫外線や乾燥など日中の環境において最適に肌を守り、肌本来のバリア機能を保ち美肌へと導き、自分史上最高の肌を目指す。
この記事は粧業日報 掲載
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