化粧品・医薬部外品OEMの東洋ビューティは、処方開発から生産までのトータルサポートを目的に、2000年より品質(安全性・安定性)・機能性(有用性)の評価試験を行える体制を整え、ノウハウを積み上げている。
同社中央研究所の久間將義機能性研究室室長は、評価試験の導入により、「顧客から得た情報をマーケティングや製品開発に活かし、法律的なサポートを加えながら、商品アピールの表現方法・見せ方など一歩踏み込んだ提案が可能になった」と語る。
OEMである同社の評価試験は「製品コンセプトに沿った評価試験の組み立てができること」「その評価データに基づき、クライアントの特徴、市場ニーズを踏まえて製品のアピールポイントを見出せること」の2点が第三者機関による受託試験との大きな違いだという。
特に機能性評価について久間室長は「突き詰めると、顧客が求めているのは、データの数値そのものではなく、そのデータの活用法だと感じている」と持論を展開し、続けて「販売企画にそのまま活用できる資料づくりを心がけている」と述べ、資料づくりのキーワードとして「消費者に伝わる製品ストーリー」を挙げた。
今後の取り組みについて久間室長は「顧客との信頼関係が、次の依頼につながる。製品開発と品質・機能性評価の両輪で、顧客と一緒になって化粧品づくりに取り組む意識をさらに高めていく」と意気込みを語る。
それを聞いた大内利夫常務取締役は、昨秋の本社移転とともに中央研究所を拡張・設立した「イノベーションセンター」に触れ、「引き続きサポート領域を広げながら、その内容を充実させていきたい」と述べ、研究開発における設備、人材への投資に積極的な姿勢を示した。
この記事は週刊粧業 掲載
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