花王2016年12月期、4期連続で過去最高益更新

粧業日報 2017年2月10日号 1ページ

カンタンに言うと

花王2016年12月期、4期連続で過去最高益更新
 花王の2016年12月期連結業績は、売上高が前期比1.1%減(為替変動の影響除く実質3.2%増)の1兆4576億1000万円、営業利益が10.9%増の1855億7100万円、税引前利益が10.5%増の1834億3000万円、当期利益が20.7%増の1278億8900万円となり、4期連続で過去最高益を更新した。

 売上面では、コンシューマープロダクツ事業が日本において新製品・改良品の発売や販促活動の強化により売上が伸長した。海外では、アジアで為替変動の影響を除く実質で前期を上回った。ケミカル事業では、一部の対象業界での需要減の影響を受けたが、天然油脂価格の上昇に対応した販売価格改定に努め、為替変動の影響を除く実質では前期を上回った。

 利益面では、日本とアジアのコンシューマープロダクツ事業の増収効果や石化原料の価格低下などにより、営業利益は前期に比べ183億円増え、営業利益率は12.7%となった。

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