TPCリサーチ、美白スキンケア市場の調査結果を発表

粧業日報 2017年5月9日号 1ページ

カンタンに言うと

TPCリサーチ、美白スキンケア市場の調査結果を発表
2016年度は若年層強化で
前年度比3.0%増の2383億円に

 TPCマーケティングリサーチは、美白スキンケア化粧品市場について調査を実施し、その結果を発表した。

 2015年度の美白スキンケア市場は前年度比7.7%増の2314億円と、この10年間で最も高い伸長率となった。

 同市場をけん引している資生堂の「HAKU」やポーラの「ホワイトショット」などが、新商品の投入や既存商品の刷新を進めた結果、既存顧客の単価アップや新規顧客の獲得に成功したことが大きい。

 また、外国人観光客によるインバウンド需要の影響により、カウンセリングブランドを中心とした一部ブランドの売上も大幅に拡大した。

 2016年度は、前年度比3.0%増の2383億円で推移する見通しだ。

 美白ケアの通年化に向けた施策を積極的に展開する企業が増える中、SNSやWeb広告などのデジタルコンテンツを活用することで、従来よりも若い世代の獲得を進めている企業が多く、市場の裾野拡大が期待されるという。          

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