カンタンに言うと
資生堂は、10月30日より、キッチハイク、静岡県掛川市、資生堂の100%子会社であるKODOMOLOGYと連携し、「保育園留学」のサービス受け入れを、資生堂掛川工場敷地内にある企業主導型保育施設「カンガルーム掛川」にて開始した。
リモートワークが日常化する中、ワーケーションはいつもと違う環境に身を置くことで新価値を生み出す機会として注目されている。また、首都圏の子育て世代は、こどもに自然の中での体験をさせたいという強いニーズを持っている。
資生堂は、このニーズに応えるため、「カンガルーム掛川」をワーケーション時の未就学児預入先として受入れ可能にし、掛川にある施設の一部にて体験プログラムを実施する。新たに開始した保育園留学は、キッチハイクが展開する豊かな自然の中でこどもが主役の暮らし体験ができるサービス。1~2週間こどもを保育園に通わせながら、連携宿泊施設を利用して家族で地域滞在することができる。
ワーケーションなどの多様な働き方を支援するとともに、地域には、家族ぐるみの超長期的関係人口の創出や地域経済への貢献をもたらす。カンガルーム掛川では、保育の中でベビースキンケア体験のほか、保育園留学の利用者向けに、隣接する掛川工場、資生堂企業資料館やアートハウスでの体験型プログラムも充実させ、自然を感じながら親子で楽しめる環境を提供する。
資生堂は、保育事業にて子育て世代の育児と仕事の両立をサポートしつつ、掛川工場では地域への貢献を重視しており、その一環として敷地内に企業主導型保育施設「カンガルーム掛川」を併設。資生堂社員だけでなく、地域住民にも一部利用を可能にしている。今回は、資生堂の保育・地域への取り組みと、キッチハイクが推進している地域の価値拡充・こども主役の価値創造を行う保育園留学、子育てと地域資源を生かした選ばれるまちづくりを推進する掛川市の取り組みが合致し、3者の連携が実現した。
新サービスを受け入れる「カンガルーム掛川」は、広大な自然環境の中に位置しており、こども自身のやりたいことを追求できる環境をつくり主体性や、探究心、協同性、自信を育めるほか、季節に合わせたイベントだけではなく、日常的に外遊びや近くの公園でお弁当を食べる機会をつくるなど、五感を刺激する体験も充実させている。さらに、資生堂ならではの保育所として、新生児から使える資生堂のベビースキンケアを使った保湿・紫外線ケアも実施する。こどもの今と将来のすこやかな肌ケアをサポートするとともに、保護者に対し日常にスキンケアタイムを取り入れる提案をすることで親子のコミュニケーションが増えるきっかけもつくる。
保育園留学の利用者向けに、週末や降園後には、隣接している掛川工場、資生堂企業資料館やアートハウスといったビューティーに関わる施設にて特別な体験を提供する。掛川工場では、「親子でのリップグロスづくり体験」が可能だ。資生堂企業資料館やアートハウスでは、資生堂のヘリテージや近現代のすぐれた美術品を職員の案内付きで見学することができる。
この記事は粧業日報 2024年11月8日号 1ページ 掲載
■資生堂、企業主導型保育施設カンガルーム掛川で保育園留学を開始■資生堂、会社分割で一部事業を子会社に承継■ちふれHD、水中油型乳化化粧料に関する特許を取得■ナリス化粧品、パーソナル美顔器の使用目的1位は「リフトケア」■ポーラ、業務用アメニティ「シャワーブレイク」の一般販売を開始
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