資生堂、定額制のIoTスキンケアサービスを7月より本格展開

粧業日報 2019年7月12日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 既存の事業モデルでは取り込めなかった30~40代の有職女性の獲得へ
  • プロジェクト始動は2年半前、想定を上回るスピードで実現
  • 機能面のバージョンアップ図り、80倍の抽出パターンへと進化
資生堂、定額制のIoTスキンケアサービスを7月より本格展開
 資生堂は7月1日、マシンとアプリを使用してスキンケアのパーソナライゼーションを実現する「Optune(オプチューン)」の本格展開を開始した。同社として初めてサブスクリプション(定額制料金)を導入、ユーザーは月額1万円(税抜)で一連のサービスを利用できる。

 長年蓄積してきた肌データや香り、使い心地など様々な研究知見を活用し、さらにIoTをベースとしたデジタルテクノロジーを掛け合わせることで、これまでのビジネスモデルでは取り込むことが難しかった、スキンケア意識が高いものの毎日のスキンケアに時間を割けない30~40代の有職女性の獲得を進めていく。

 同社では、2019年より企業使命を「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」と定めているが、これは「既存概念を打破してビューティビジネスそのもので社会の課題を解決していきたい」という意志の表れであり、それを1つの形として完成させたのが、今回の「オプチューン」の本格展開ということになる。

 7月1日に行われた発表会で資生堂ジャパンの杉山繁和社長は、進化したオプチューンについて「従来のパーソナライゼーションとは格段に違った異なる次元での最適化を実現した。β版からはマシンそのものを入れ替え、アプリとアルゴリズムを進化させた結果、抽出パターンは80倍の8万通り以上となり、毎日の肌と環境の微妙な変化に最適に応えていくビューティソリューションが完成した」と語った。

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