コーセー、BCを軸にした情報発信で顧客との新たな接点づくりへ

週刊粧業 2020年7月6日号 12ページ

コーセー、BCを軸にした情報発信で顧客との新たな接点づくりへ
 コーセーでは、顧客との新たな接点づくりの一環として、オンラインのオウンドメディアとオフラインのコンセプトストアを融合させた「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」のサービス強化に注力している。

 今年3月には、デジタル上での接客を可能にするアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を化粧品メーカーで初めて導入し、メゾンコーセーの「スタッフコンテンツ」内にて、店頭に立つ現役の美容部員(ビューティーコンサルタント)が画像や動画を通じ、メークやスキンケアの商品情報や使用方法を紹介している。

 スタッフスタートの導入経緯と今後のメゾンコーセーの展開などについて、デジタルマーケティング戦略部ダイレクトビジネス課の杉崎洋課長に話を伺った。

 ――スタッフスタートを導入された経緯についてお聞かせください。

 杉崎 リアル店舗でお客さまと接するビューティーコンサルタントが持つ豊富な美容の情報を、デジタルを活用してもっと多くのお客さまにお伝えしたいという思いと、ビューティーコンサルタントの活躍する場を新たに提供したいという思いから、メゾンコーセーのオウンドメディアが立ち上がるタイミングでのリリースを目指し、約1年前から構想を進めてきた。

 メゾンコーセーでは、コーセーグループが展開する主要ブランドを一堂に取り揃えており、お客さまが様々な入り口から訪問される。

 そのため、メゾンコーセーにも様々な情報を盛り込んでいく必要があるが、今は購入前に多くの人がネットで情報収集を行っている状況下において、メーカーが主体となって一方的に情報を発信するスタイルではお客さまに受け入れられにくい場合もある。

 そこで、新たな試みとして美容ライターやインフルエンサーよりも身近なビューティーコンサルタントを通じて、商品知識やメークスキルをスタッフコンテンツで紹介することで、あたかも店頭で接客を受けているかのように、今まで来店したお客さまだけしか得られなかった情報をデジタル上でも得られるという新たな体験を提供することができると考えた。

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