ヒノキ新薬、優れた抗ウイルス効果を発揮するハイブリッドキレート配合2品に期待

週刊粧業 2021年1月1日号 61ページ

ヒノキ新薬、優れた抗ウイルス効果を発揮するハイブリッドキレート配合2品に期待
 ヒノキ新薬は2020年5月、屋内用ウイルス・菌除去スプレー「ヒノキハイブリッドミスト」(雑貨、300mL2500円、写真左)と、泡状手指用ローション「ハイブリッドヴェール」(化粧品、400mL2800円、写真右)の2品を発売した。

 同社では、優れた薬効と高い安全性で知られるヒノキチオールと、特定金属のキレート(錯体)が優れた殺菌力と抗ウイルス効果を発揮することから、2019年7月よりヒノキチオールと特定金属のハイブリッドキレートを配合した2品の開発に着手。その後、新型コロナウイルス感染症の拡大が起こり、ハイブリッドキレートが感染予防に役立つと考えた同社では2品を一早く市場に導入するため、雑貨と化粧品で商品化した。

 ヒノキハイブリッドミストは、ヒノキチオールと食品添加物であるグルコン酸銅を配合し、子どもやペットがいる空間でも安心して噴霧できる。

 同社によると、エンベロープタイプのウイルス1種で99.9%のウイルス除去性能を確認したほか、99.9%の空間除菌効果も確認したという。

 また、ティーツリー精油由来のさわやかな香りで消臭機能も兼ね備え、外部機関で実施した消臭試験では悪臭4物質(アンモニア・メチルメルカプタン・イソ吉草酸・ノネナール)の消臭効果も確認されている。

 ハイブリッドヴェールは、アルコール濃度が約20%の低濃度でありながらもハイブリッドキレートによって除菌効果が期待できるため、エタノールでの消毒や水仕事で手荒れに悩む人、肌が弱い人でも安心して使用できる。

 また、泡タイプでなじませやすく、塗布した後もべたつかずに水分が2時間ほど持続し、優れた保水力により肌をすこやかに保つという。
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